なぜ「運動した方がいいのは分かるけど、めんどくさい…」のでしょうか?
お世話になっております。あおにさいです。
世の中には往々にして、した方が良いのは分かってるけど、中々出来ない・変えられないものってありますよね。
その中で、ほとんどの人が気にされてるであろう生活習慣。
というわけで、生活習慣が変えられない原因シリーズとして先ず【運動】を焦点にして見ていきましょう。
運動のメリット
そもそも何故運動を取り入れた方がいいのかちゃんと把握しておかないと、やる気も起きません。
そこで、運動をすることによるメリットを3つほど挙げさせて頂きます。
スタイルが良くなる
瘦せます。
これについては周知の事実なので、あっさりと。
巷に色々なダイエット方法が溢れてはおりますが、科学的に確かな事実として痩せるためには
消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが基礎となります。
運動は、この消費カロリーを上げてくれます。
加えて筋肉もつくので、基礎代謝量(何もしなくても減る消費カロリーのこと)が上がるためより痩せやすい体に。
つまり、スタイルの維持にも役立ちます。
食事も当然重要なファクターではありますが、運動も欠かすことの出来ないポイントです。
メンタルが良くなる
経験的には、気分が良くなる、スッキリするとも言い換えられます。
なぜ運動することでそうなるのでしょうか?
実は、運動することによって脳内にメンタルに良いとされるホルモンや神経伝達物質が分泌されます。
例を挙げればセロトニン(自律神経を整える働きがある)や、エンドルフィン(痛み止めや快楽を得る働きがある)等です。
つまりこういうことです。
①運動する
②脳内にセロトニンやエンドルフィン等メンタルに良い物質が分泌される。
③②の働きにより、気分爽快!
気分が優れない時にこそ、じっとせず体を動かしてみるべきだと言えましょう。
頭が良くなる
なんのこっちゃと疑われる様な内容ですが、これに関しても科学的な根拠があります。
先に記した運動でメンタルが良くなるメカニズムと同様です。
セロトニン等と同様に、BDNFという脳由来の神経伝達物質が分泌されます。
BDNFは、脳の働きや成長に関わる物質で、年齢に関係なく効果があるとされます。
よく頭がいい人のことを「頭の回転が速い」等の言い方をしますが、
①運動する
②血流が良くなり、BDNFも分泌され脳に良い影響が出る
③頭の回転が速くなる
といったところでしょうか。
私自身、この事実を知ってからは、勉強→運動でなく運動→勉強の順に行うようにしたらはかどるになりました。
学生さんや資格勉強されてる方本当オススメ。
運動が面倒くさい理由
運動することによってメリットがたくさんある、そうはいっても面倒くさい…
メリットを知るだけで出来るようになったら、何事も苦労しませんよね。
勿論、中々行動に移せないのには理由があります。
「たるんでいるからだ!」「甘えだ!」等の根性論も個人的に嫌いではありませんが、
もう少し現実的に、出来ない理由=ハードルについて心理的な面と環境的な面から考えていきます。
心理的なハードル
「カロリー消費を抑えよう」という性質
前提として人には本来、「変化を嫌う」という心理的な性質が備わっています。
正直、あおにさい的にはこれが一番ハードルとして大きいのではないかと思っています。
というのも、進化心理学という学問の中で『サバンナ原則』というものがあります。これは、
「人間の脳は石器時代から大して変わってない」というもの。
さらに石器時代では、狩りの時以外はなるべく大人しくしてカロリー消費を抑えようとする性質もありました。
何故か?現代と違って、いつでも食べ物が手に入るとは限らなかったからです。
つまり飢え死を防ぐための、本能的な防御反応と言えましょう。
これを現代風に当てはめてみると...
①昔:狩りに行く(よく動く)→今:仕事に行く(仕事によるがあまり動かない)
②昔:狩りで疲れる(肉体的に)→今:仕事で疲れる(どちらかというと精神的に)
③昔も今も:疲れたから動きたくない!
といった感じになります。
もちろん現代は、狩りになんか行かなくても、食べ物はスーパーでもウーバーでも手に入りますよね。
良いか悪いかは別として、人間とは本来「動きたくない」生き物なんです。
ゴロゴロ最高!
環境的なハードル
忙しい・時間がない
あるあるだと思います。
「運動したいけど時間が~」「明日も早いから寝ないと~」
御もっともです!仕事に追われれば時間は無くなりますし、睡眠も心と体を休めるために大事な要素。
私自身は元々運動する習慣はありましたが、新卒の時の職場は仕事やら通勤やらで時間が削られ、帰ったら飯食って寝る。
あまり運動してませんでした。
そしたらメンタルがめちゃめちゃ悪化しました。
お金がかかりそう
これも意外と良く聞きます。でも実際その通りなんですよね。
ジムに通おうと思ったら利用費かかるしランニング始めようと思ったらシューズ買わなきゃいけないし…
私も今でさえジムに行ってますが、筋トレ始めた当初はお金かけるの嫌で近くの公園でやっておりました。
他の人の迷惑にならないように暗くなって人気のない公園で筋トレしてましたが、そのことを友人に話したら
「キモっ」と言われました。
運動に対してのハードルはこんなところでしょうか。
たまに「筋肉つきやすくて…ムキムキになったらどうしよう…」という理由の方もいらっしゃいますがご安心を。
運動してマッチョになるためにはアスリートレベルの相当な運動量が必要ですし、食事管理も必須となります。
加えて、見た目に変化が現れるのは早くても大体2か月後くらい。
つまり実際のところ、筋肉ついた!って見た目で分かるまでするのにはかなり大変なんです。(メリットにスタイル良くなると書いておいてなんですが)
ただ、ちょっとした運動かつ短期間でもメンタルには十分有効な効果が出ますので、その点についてはご安心を。
それでは、そのちょっとした運動について最後にご紹介します。
運動を始めるには何をすればいい?解決策
運動までのハードルを確認しました。
さてそのハードルを乗り越えるためにはどうすれば良いのかというところですが、
その答えは「ハードルを出来るだけ小さくする」です。
その方法を3つほどご提案させて下さい。
歩く!とにかく歩く!
歩数をとりあえず増やしてみましょう。よく聞くような「一駅分歩く」ってことですね。
スマホに万歩計のアプリを入れてみると、歩数が分かって続けやすいです。
1日最低でも5000歩が健康のラインとされているので、在宅の方はこちらを目安に。
さらに、20分の早歩きでもメンタルに良いとされるので、早歩きなら尚良しです。
「通勤でけっこう歩くよー」という方は、いつもより早歩きにしてみるのもいいと思います。
コスパ最高HIIT!
最近は各SNSや、YouTubeで流行りまくりのやつです。
種類はいくつかありますが、代表的なのがたった4分の「タバタ式」。
内容は20秒のキツイ運動と10秒のゆるい運動を4分間繰り返すものです。
正直しんどいですが、時間がない人にかなりオススメ。
詳しい効果などは割愛致しますので、ご興味あれば是非YouTube等で検索してみてください。
周りの人を巻き込んじゃう
ビートたけしさんの名言「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」ではありませんが、
2人以上で物事に取り組めば、やる気や勇気が出て、心理的ハードルは下がるものです。
1人じゃ嫌だなぁという方は是非どなたか誘ってみて下さい。
意外と運動始めたいけど踏み出せない、ときっかけ待ちの人って多いです。(私見ですが)
という分けで、分かってはいるけど変えられない①運動編について書いてみました。
変えられないハードルを認識するって案外大事ですなので。
実は私は部活で長距離走を長年やってたので、ここのハードル自体は全くといっていいほどありませんでした。
体動かすの好きなんです(球技は全く出来ないのでやりませんが)
次いでは、栄養・食事編についてです。
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