分かってはいるけど変えられない②栄養・食事編

栄養・食事

栄養士だからといって自身の食事に気を遣ってるわけじゃない。

お世話になっております。あおにさいです。
1文目は栄養士あるあるです。
前回に引き続き、分かってはいるけど変えられないというタイトルで書かせて頂きます。
今回は食事編。
なんとなく野菜や魚は食べたほうが良いだの、お菓子や炭水化物は減らした方が良いだのと聞きますよね。
それでも気づいたら何故かブルボンのお菓子をほおばっているのかについて考えたいと思います。
(バウムロールが好きです)

食事を改善すると起こるメリット3選

先ずはなぜ食事は改善した方がいいのかについてです。
健康のためだとよく聞くが、そもそも食事を変えたからといって何になるんだということで、
分かりやすくメリットを3つほど挙げます。

病気になりにくくなる

病気と一口にいっても、風邪やインフルエンザ等の免疫に関わる病気や2型糖尿病や高血圧等といった事故疾患系と色々ありますよね。
食事を改善することで、これらのリスクを避けるとはいかなくとも下げることが出来ます。
「腹が減っては戦は出来ぬ」という言葉があるように、私たちの身体の機能は栄養がないと上手く働きません。
身体の機能が正常な人ほど、俗に言う健康であるということですね。
勿論、健康診断にも引っかかりづらくなりましょう。
単に「健康になる」という言い方だと、アバウトすぎるのでこのように言い換えてみました。

メンタルが良くなる

実は先に述べたメリットよりも、実はコッチのほうが速攻性が高いんですよね。
理由としては、そもそもメンタルはホルモンや神経伝達物質に左右されるものです。
また、ホルモンや神経伝達物質は毎日四六時中増えたり減ったりしております。
健康に良い食事とは、これらの物質を上手に作り、バランスを保ってくれるわけなんですね。

後で研究等で科学的根拠があるって知ったのですが、個人的には経験談として強くこのメリットを推したいくらいです。
「好きなものを好きなだけ食べて、太く短く生きればいいんだ!」という思想も素敵です。
しかし、私自身のメンタルはその思想で楽しく生きられるほど強くはありませんでした。

肌がきれいになる

化粧品やスキンケアのCMもひっきりなしにありますが、食事でもスキンケアは出来ます。
というか、食事が大事です!
そもそも肌はターンオーバーというメカニズムで日々新しくなります。
これは、新しく作られた肌が内側から外側に徐々に出てきて、古いものははがれ落ちるイメージです。
つまり、外側からのケアより内側からのケアの方が重要ということです。

私自身かなり肌弱いのが悩みで、いつかこのことは書いていきたいです…。
これも経験談にはなりますが、私は食事変えてから肌トラブルかなり減りました。

以上3つの他にも運動能力アップやシェイプアップ等のメリットもありますが、それはまた今度に。

なぜ食生活が変わらないのか?

メリットは分かっているけど、やっぱりそんな簡単に健康な食生活には出来ない。
そこにおけるハードルとはなんなのかを、運動編同様に心理的な側面と環境的な側面から考えていきましょう。

心理的なハードル

私たちは「高カロリー」が大好物!

運動編の復習になりますが、もう一度サバンナ原則に沿って考えます。
昔(石器時代とか)は食べ物が手に入りにくい状況でした。
そんな中、飢え死を防ぐために私たちの嗜好は、糖や脂肪がたっぷり含まれる高カロリーの食べ物を好むように進化しました。
しかし、悲しいことにこの進化は豊食の時代にはマッチしていません。
というのも健康に良いとされる野菜等は大体低カロリー、
対してあまり健康に良くないとされるラーメンやチャーハン、スナック菓子等はこぞって高カロリー。
ダイエットはある程度の我慢はつきものですが、痩せるための食事や健康になるための食事とは本能にあらがう行為に他ならなかったのです。

心理的かつ環境的ハードル

食欲は社会にコントロールされている

「あなたの食欲は社会にコントロールされているのです!(どーん!)」
と喪黒福造チックと言われたらびっくりするのではないでしょうか。
急に胡散臭い感じになりましたが、例えば美味しそうなケーキ屋さんを見かけた時の身体の反応を見てみましょう。
(クレープでもたい焼き屋さんでも構いません)
①美味しそうなケーキを目にする
②脳で食べたいなあ、と感じる。
③身体が「ケーキ食べるなら、予め血糖値下げとこうかな」と血糖値を下げる(当然無意識)
④血糖値下がる
⑤④を受けて、脳に「空腹感」が演出される
⑤脳「低血糖になっちゃう!お腹も空いた!早く食べなきゃ」
⑥買いに行く
といった1連の流れが、ただ美味しそうなものを「見るだけ」で起きてしまいます。
外部からの刺激って私たちが自覚してる以上に強力なんです。

その他考えられるものは、外食は高いし、調理するのは面倒といったあるあるでしょうか。
いずれにせよ、不景気なのに忙しい現代人のトホホな状況ですよね。
こういったハードルを乗り越えるにはいかがいたしましょう。

結局何を食べたらいいのか?食の足し算引き算

食事を変えるっていうのも結構大変です。
当然ながら、「よし!これから毎食1汁3菜用意しよう」とならないわけで。
そこで毎日の食事に簡単な足し算と引き算をご提案します。

足し算

・野菜を増やす・・・ やはりこれは欠かせないので、取り入れるポイントは2つだけ。
①種類は何でも良い(出来れば葉物野菜が望ましい)。
②生でも加熱でも良いので調理方法についてはこだわらない。
とにかく野菜の量が増やせれば良いので、難しくは考えないようにしましょう。

・緑茶・紅茶を飲む・・・実は健康に良いポリフェノールがたっぷり。もちろん市販のものでOKです。

引き算

・加工食品を減らす・・・加工食品とは、当然ながらお菓子のことですが、それ以外にも気を付けなければいけないものがあります。
それは、いわゆる健康効果を謳った商品です。
いかにもな健康成分が書いてありますが、加工食品として人体に不向きなものが入っているのも事実です。
もちろん全てがそうとは言い切れませんが、メリットの実感を享受出来る食品とも言い難いです。
加工されたダイエット食品を食べると、逆にお腹が空くという心理研究等もあるくらいなので、せっかくお金を出すなら
非精製品である野菜、果物、肉、魚などを手に取ったほうがずっとメリットは高いでしょう。

正直食事について書きましたが、実際のところは幅広すぎて奥も深すぎるので、また小分けにしてちょこちょこ書いていこうと思います。
とりあえず食事を変えられないのは、特に甘えとかじゃないんだよってことだけお伝え出来れば。
次回は睡眠や休養に続きますー。

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プロフィール


あおにさい

メンタル弱い系管理栄養士。鋼メンタルを手に入れるため日々鍛錬中。その中で、役に立ったもの等を共有したいがためにブログを書く。

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