ミトコンドリアを強くすればメンタルも強くなる。トラブル編ー!
お世話になっております。あおにさいです。
前回に引き続き、ミトコンドリアについて記していこうと思います。
前回はミトコンドリアはやり方次第で性能を高められたり、増やせたりする話でした。
また、性能も低下するし、減る話も。
今回はその後者であるミトコンドリアの機能が落ちてしまう原因やトラブルについて詳しくみていこうと思います。
なので、こうすれば良いというよりかは、
心身共に健康かつ快活でいるためにこういったものに気を付けましょうという内容になりますので、
日頃の意識する注意点として見ていきましょうー。
ミトコンドリアは劣化する
まず知っておきたいことですが、ミトコンドリアは変化します。
その人がどう日々を過ごすかで良くもなるし、悪くもなるのです。
悪くなる方においては、加齢や遺伝的な要素等避けられないものあります。
それに加えて、過度なストレス、暴飲暴食や睡眠・運動不足などといった良くない生活習慣を送ることでもミトコンドリアの働きは劣化するのです。
これらのような原因が重なると、「早発性ミトコンドリア不全(EOMD)」を引き起こします。
「早発性ミトコンドリア不全(EOMD)」は、およそ40歳より若い人々に起こるミトコンドリアの劣化です。
なんでも、EOMDを発見・命名した博士によると半数近くの人はこれになってしまっているそうです。
このEOMDによって、どんな弊害があるのでしょうか?
EOMDにはお気をつけて
EOMDの怖さ
「早発性ミトコンドリア不全(EOMD)」は、実際そうなってもほとんどの人が無自覚のようです。
高血圧やうつ病などの診断される様な病気とも違います。
がしかし、実際には体内において次の様な悪影響を及ぼします。
・細胞の死の促進
・活性酸素による被害の増大
・知的能力の減退
・体の解毒作用の低下
・ミトコンドリアの変性
まとめると、老けやすくなるし疲れやすくなるしバカになるし不健康になるし元気もなくなる ということですね。
控え目に言っても非常に嫌ですね。
その他、病気に感じるとまでいかなくとも表に感じる症状として
・疲れやすくなる
・気分のアゲサゲが大きくなる
・強い渇望感
などの影響が起こる可能性もあるとのことです。
ミトコンドリアに起こる問題
このような悪影響が出てしまっている時、ミトコンドリア自体には以下の様な問題が起こっています。
さらに、それらの問題が起こることによる身体への悪影響もセットで見てみましょう
・エネルギー源であるATPを生成する際、無駄に酸素を使ってしまう。非効率になってしまっている。
→通常、体がATPを生成する際はクエン酸回路という正規ルートのようなものがあります。
これは、酸素を用いてATPを作り出す回路です。私たちの体は主にこれを使って活動します。
が、ここで効率よく出来ていない場合、酸素をムダ使いしていまいます。
その上、老化の原因でもあるフリーラジカル(活性酸素)を余剰に生み出してしまいます。
さらに、正規ルートのクエン酸回路が上手く働かずエネルギーが足りなくなると、もう一つの嫌気的回路を使うようになります。
こちらはさらに非効率な上、がんの原因にもなりやすいという悪循環に陥ります。
さらに悲しいことに、真っ先に影響(ダメージ)を受けてしまう部位は、脳です。
・エネルギーの再利用が下手くそになる。
→エネルギーの源はATPです。そのATPが消費されるとADPという物質になります。
本来はこのADPにまたリン酸塩がくっつくことによってATPとなりまたエネルギーに出来ます。
ミトコンドリアに障害が起きると、この再利用の部分が出来なくなってしまうのです。
また、エネルギーが本当に足りない場合はコリ回路というエネルギー生成の回路が使われます。
しかし、これを使った場合には皆様ご存じの様な疲労物質・乳酸が生じてしまいます。
その結果、筋肉の痛みや疲労感を感じてしまうのです。
・活性酸素をたくさん作ってしまう。
→調子の良いミトコンドリアはエネルギーを効率よく作り、その際に発生する活性酸素は少なめです。
しかし、EOMDになるとこれが逆に働きます。
さらに、通常ミトコンドリアは活性酸素を中和する抗酸化緩衝酵素も作っています。
この抗酸化緩衝酵素はATPを元に作られますが、ミトコンドリアの働きが悪い場合そもそもATPが充分に作られません。
その結果、活性酸素が過剰になってしまい、体のあらゆる組織にダメージを受けてしまうことになるのです。
・アミノ酸生成のプロセスの欠陥とそれによる肥満
→ミトコンドリアではメチル化というプロセスが行われます。
これは、私たちが健康的かつ正常に活動するために必要不可欠なものです。
またここではカルニチンというアミノ酸が作られます。これは脂肪酸をエネルギーに変えてくれる働きをします。
EOMDによってメチル化が正常になされないと、カルニチンも作られません。
つまり、脂肪はエネルギーとして利用されず、体に溜まる一方となります。
おまけに、脂肪がエネルギーとして使えなくなると脳がエネルギー不足と勘違いしてしまいます。
それにより、「もっと糖分が欲しい」と感じ、高カロリーなものを求めるようになるのです。
ミトコンドリアにおける異常とその怖さをざっと見てみました。
中々に怖いものですね。
しかし、本記事の解決法や対策法を次回ミトコンドリア編パート3で見ていきますのでどうぞよろしくお願い致します。
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